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ブルーベリーの剪定
ブルーベリー

ブルーベリーの剪定

例年より早めにブルーベリーの剪定が始まりました。僕がブルーベリー栽培を始めたのが2000年。まだブルーベリーの認知度も低く、ごいっちゃん葡萄を作ってるんやろって言われていた時代。

何故ブルーベリーだったのかと言えばブルーブラックに光輝く雑誌の写真に強烈な衝撃を受けたから。当時、滋賀県内でのブルーベリー栽培は調べた所によると大津市と高島だけ。そして、僕の米原。そりゃ認知度もなく葡萄って言われるのも無理もない。

無理もないから先生も存在しない。専門書に書かれたピートモスの資材が唯一、目に留まった程度。だから勉強をした。一番、難しかったのは剪定。どこを切るんだってこと。当時はインターネットも電話回線経由。写真が画面に現れるのに3秒かかる時代。ネットから情報収集なんてありえない。

じゃあどうするか。

先ほどの葡萄やナシの剪定はどうしているのから始まる訳です。そして、最後に行きついたのがキュウリ。葉かき後のキュウリに朝陽が差し込んだ光景を見て僕のやっている剪定は間違いではないと確信が持てた。栽培開始から6年後のこと。

それからはハサミが3倍速く動いた。もうその頃になると手が勝手に動く。一つの作品を作っている感覚にもなった。だからブルーベリー栽培については誰にも負ける気がしなかった。

ハサミが当初の3倍速で動いた背景には枝を切るルールを決めたから。誰が切ろうが同じ樹形にならないといけない。それには剪定のルールが必要だってこと。それもシンプルで誰にでも分かるルールが必要。今、そのルールを伝承することによってチームクルーが僕と同じ樹形を作ることができる。

100本であろうが500本であろうがまったく同じ樹形を作ること。これがブルーベリーの剪定の極意です。

ブルーベリー剪定

樹を観て枝を観る。高さと通りを見極め、主軸の枝の先端を決める。決定したら何処に来年の夏にブルーベリーを実らせたいのかを決めるのです。決めてしまったらそこに邪魔する枝をチョッキンチョッキン。その連続でしかない。

文章で伝えればこんな感じ。畑で伝えるともっと簡単に理解してもらえる。剪定のルールが簡単明確だから誰が切っても同じ樹形になるのです。ルールに沿って剪定された樹は管理もやりやすい。

クリッパーと刈込バサミ

剪定はクリッパーや刈込バサミも使います。定植8年以上になると樹は生い茂ります。茂ってしまった樹の剪定は時間が掛る。時間短縮の為には技を用いること。それが間引き。

樹を観て枝を観る。その過程の中で主軸を決め後はクリッパーでバッサリ。そこの眼力が重要ポイント。それを養うには定植から10年必要。切らないと分らない。ルールを元に切って切って切るのです。

剪定の極意を極めるには栽培歴ではなく切った本数だ。僕はそう言い切ります。