ブルーベリーの肥大の様子
花冠(はなびら)が落ちるとブルーベリーの肥大が開始されます。
ブルーベリーは、子房が大きくなり果実になる果物です。子房とガクに着眼し、生育を観測するとブルーベリーの肥大の様子が分かります。果実の肥大は、約2ヶ月半で終わり成熟期を迎えますが、その間、肥大が停滞する時期もあります。その期間を過ぎるとブルーベリーの表面が薄い紫になり着色が始まります。そして、濃い紫に変化します。
着色が始まってからも果実は肥大を続け、プックリ感が増して行きます。
花冠が落ちて、しばらくしてからの様子。まだ、花柱が残っていますね。
子房が膨れ始めた様子が分かりますか?がくは、上を向いて威勢がいいですね。
子房が膨れ完全にブルーベリーと認識できますね。がくは、子房の膨らみと共に内向きになって果実の先端部分を形成します。ブルーベリーをイラスト化すると先端部分をよく、星★の形で描かれます。あれはガクの部分なのです。
房の中は、子房が膨れブルーベリーと分かるようになった果実でぎっしり詰まっています。
しばらくすると、ブルーベリーの膨らみも一旦、停滞します。
そして、期間を置いてから膨らみがまた始まり、着色が開始され成熟期へと向かいます。