ブルーベリー狩り SINCE2000

ブルーベリー栽培農家 吾一農園株式会社
滋賀県米原市中多良316

ブルーベリー狩り 関西方面から車で約1時間圏内 吾一農園です

090-5241-3373
ブルーベリー学校

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SCHOOL

大局を計る

大局を計る

ブルーベリーは定植して3年目あたりから収穫高が上がり始めます。そして、年を追うごとに樹形も大きくなり6年目あたりになると安定した収穫量が見込めるようになります。野菜のように種を蒔いて数ケ月後に収穫とは行きません。長期スパンの中で樹を育てて行かなくてはならないのです。

ブルーベリー園を作る目標が出き上がった時、気分は高鳴りやる気度数120%の自分になるはずです。けれど、このやるき度数120%は長期に渡り持続可能でしょうか。短期目線、1ケ月くらいの期間の中での話なら持続は可能かも知れませんが。

人はだれでも目標に向かってエンジン全開でやるき度数を上げようとします。そして、成果もやればやるだけ右肩上がりになると思います。(図1)緑のラインのようなイメージで成果を追い求めていきます。しかし、ブルーベリーは、野菜と違い長期スパンの中で樹を育て上げなくてはなりません。定植し収穫高が見込める3年後、1095日も120%のやるき度数なんて保てないです。必ず途中息切れします。目標に向かって猛突進してはいけないのです。長期目線が必要なのです。(図1)が示す緑の線をイメージしてはいけません。
波動

では、長期に渡り安定したパフォーマンスを発揮するにはどうすればいいのでしょうか。(図2)のオレンジの線を見て下さい。これを波動といいます。この波動に乗ってやるき度数をコントロールするのです。成果も連動して徐々に上昇します。ポイントは、波の部分をよく見てもらうと分かりますが、意図的にやる気度数を抑える期間を作るのです。気持ちを抑える、リラックスさせる。休養する。だから、また、気分が上がる。それを段階的に意図して指標に落とす。長期3年間で見て、やる気度数が上昇トレンドを形成できる波を作りその波に乗りさえすればいいのです。

造成、定植、剪定講座、定点観測など日常に付帯する重要な開園に向けての仕事や技術に関する勉強を波の中に入れて開園目標日まで進めて行きましょう。大きな仕事が終焉に向かえば、一旦は休息期間です。緩急を織り交ぜ目標に向かうことが目標達成の成功率を高める一番の方法です。このように図にポイントを落とし込み、まずは、開園から3年間の長期の波動を描くことです。全体像を見ることを大局を計ると言います。
持ち合い

それから、事業計画において、3年後の目標達成が成功ではありません。ブルーベリー栽培の技術取得は8年は必要です。この8年間の大局も計りながら3年後を目指さなければなりません。(図3)そして、もっと大切なことは、3年、6年、8年と決められた目標をいかに達成するかです。人は目標を達成すると誰でも気持ちは落ち着きます。例えば、開園3年後目標に到達した後、次の6年に向けて気分を上げたいけれど3年間もの長期上昇の大きな疲れと目標達成の安堵から一気に開園当初のようなパワーが出ない。こんなことが必ず起こります。そんな時、もう自分は駄目なんじゃないのかって思うかも知れません。そして、気持ちは焦りスランプ。。。

この状況を持ち合いといいます。(図3 太い線・オレンジ)

自分は駄目なのではないのです。みんな大きな目標が達成すればそうなります。だから、このこの状況を大局の中で予定しておくのです。持ち合う期間があるってことをです。当然、この持ち合い期は休息期も設け、6年目に向けての準備、栽培技術向上、など準備が必要です。開園後3年間を通じた課題もあるでしょう。そんなことをしていると、持ち合い期間中に必ずきっかけが入ります。それが僕の声や仲間の姿であったり、次の目標に動く為の刺激が入るのです。刺激が入ると言うより刺激が入る仕組みを作っておくのです。そして、その刺激が起点となり再度上昇トレンドの波を作りながら、6年目に向かうのです。

そして、

持ち合い期間は、長くなればなるほど気分は煮詰まります。この煮詰まりは良い方にも悪い方にも働きます。例えば、水道ホースの先を指で摘まんで蛇口を開ける。そして、ホースがパンパンに膨らんだ所で摘まんでいた指をホースから離して下さい。勢いよく水は出ますよね。それとイメージは同じで、長期の煮詰まりは良い方向へ向かえば溜まったエネルギーの助けを受けて急上昇ですが、悪い方へ向かえば急下降の要因を作ります。ここが一人で経営をする難しさなのです。一人は必ず甘えが出ますよね。目標達成してしまえばそこで胡坐をかいてしまいます。必要以上に理由をつけてダラダラするものです。煮詰まり過ぎるのです。その先は分かりますよね。

それを回避する為には、仲間を持つことです。自分を律し、成長させてくれる仲間です。僕は、それを感じたからブルーベリー栽培学校や農園を法人化して従業員を育てているのです。僕の想いに共有してくれる仲間を募ったのです。想いが同じ仲間と仕事をするのです。僕の想いを共有し育ってくれれば僕を助けてくれます。引っ張ってもくれます。従業員はもちろんですが、栽培学校の仲間(タートルズ)のメンバーもそうです。よい例がタートルズ内で部会を立ち上げ共同研究も始まっています。最高の刺激がそこにはあります。ブルーベリー剪定講座そりゃ開園1年目から2年目当たりは誰でも、仕事に燃え目標に向かうものです。問題は長期に渡り気持ちが持続できるかどうかですよね。持続させる為の法則として波動を形成すること。そして、この波動は、上昇、下降、そして、持ち合いからなります。いかにして、この持ち合い期を計画しながら過ごすかがポイントです。それから、気分を上昇させるきっかけを作ってくれる仕組みを作り上げることも必要です。

図3の大局図は完成ではありません。まだ主要な線が入ります。一緒にその線を書き入れ、大局の見方や縦軸と横軸の考え方を学んで欲しいのです。この波動論を組み入れた大局図。知れば知るほど奥が深いのです。必ずこの波動論を組み込んだ大局図は、明確な道を示してくれる指標となります。

長期的な全体像を掴まない限り、ブルーベリー農園の経営は成り立ちません。何故か、ブルーベリーの成長と共に栽培技術が確立するまでに8年を要するからです。

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