ブルーベリーの防除技術
ブルーベリーは、無農薬で栽培できる。僕もこの言葉を信じていました。2002年のプレオープン時は、無農薬。けれど、植え付け3年目となるとブルーベリーの樹も大きくなり、剪定の技術もないに等しかったので、畑の風とうしも悪かったのかな。害虫が大発生!!!
特にブルーベリー狩り開園時に大発生したイガラ虫。刺されると激痛。摘み取りされているお客様にご迷惑をおかけしました。
ブルーベリーの樹に卵を産みつけ越冬をし、7月くらいに出現するイガラ虫。僕のブルーベリー畑にはやってきました。
こちらは毛虫。オオミノガです。その他にチャミノガの発生も確認しています。このチャミノガの大発生は、農園をつぶしてしまいます。手で補殺するなんて、小さすぎて無理じゃないでしょうか?
こちらは、カイガラ虫。越冬します。枝を黒くし樹木を弱めてしまいす。そりゃ~1本くらいを庭で栽培しているくらいには、害虫も寄ってくることがなく無農薬で栽培できるって言えるかもしれないけれど、畑、一面にブルーベリーの栽培を始めると、害虫もやってくるなって思いました。高温多湿な滋賀の米原では、無農薬はできないと判断しました。そこで、悩むと勉強をするわけです。
出会えることができたのが忌避剤。
害虫が嫌がる臭いのものを畑に散布する方法をとりました。
そして、この忌避剤。天然のものから作れること知りました。
それから、散布時期も非常に重要です。
適当に散布しても効き目はありません。散布しても効果がない日。効果が出る日。そのことが分かりました。
夏の観光園シーズンは、忌避剤の散布で、害虫を寄せ付けず。イガラの大発生を阻止することに成功!
そして、シーズンオフにかけては、越冬する害虫を農薬で防除。
この防除体系で、害虫の発生の壁を乗り越えました。
授業では、どのような忌避剤が良いのか、悪いのか。そして、散布のやり方。散布する日をお伝えします。そして、防除のテクニックと動力噴霧器の種類とセット数値、噴霧器のノズルは、いったいどれがいいのかなど、防除に関わることすべてをお伝えします。
最後に、無農薬って大きな看板を立てなくても、お客様が納得される伝え方もあるんです。
僕が一番この教室で伝えたいことです。
無農薬栽培の取り組みは、素晴らしい。けれど、口から発すると嘘っぽい。
言えば言うほど。。。