ブルーベリーが実らない原因と栽培技術向上
ブルーベリー狩りをオープンさせ、お客さんもありがたいことに来てくれました。けれど、肝心なブルーベリーの収穫高が上がらない。悪循環に陥るのです。なんで実らないのか分からん。本当に悩みました。
そこで、栽培技術の見直しと農業の基本、土の勉強からスタート。大阪で野菜を作る、やなもりさん。そして、普及センターの小松くん。ほんとお世話になった先生方です。
やなもりさんの農園に行って実際に土を観て感じたこと。これが教科書に紹介されていた土なのかと。ふかふかなんです。寝ころびたくなる土。そりゃ農作物も心地いいに決まってるやんと痛切に感じとりました。この土を作らないと。そう決めたのです。
当時の土の先生が小松くん。
あの時の勉強会のことが今だに忘れられません。何を教えてもらったかと言えば、机上論。これが農作物を作る上で大切な方程式なんだよと。この勉強会で教えてもらったことが、僕の土に対しての基本となったわけなのです。
それからです。再度、ブルーベリー園の土つくりを始めたのは。ブルーベリーが居心地よくなる土をイメージし、資材を調達。土つくりに夢中になった時だったでしょうか。
農園に資材を投入し、耕運作業の毎日。資材を運んで入れて、そして、耕す。資材3種類のブレンド。
そりゃ時間もかかります。
そして、力を注いだのがブルーベリーの剪定。ブルーベリーを育てた方なら分かるかと思うのですが、枝が伸びてくると、どこをどう切っていいのかまったく分からないのです。困りましたね~。近くにブルーべリーを栽培している農家さんなんてお見えにならないですし、師匠と呼べる剪定技術を持った方もおられません。だから独学。
参考になったのは、他の農作物。そこで、光の差し込み方を学ぶ訳です。このことがブルーベリーの剪定技術の向上につながりました。それに伴い、ブルーベリーの特徴も深く勉強することになります。その土台ができて、年を追うごとに剪定技術が上がりましたね。
2005年の夏の様子のブルーベリーの樹。もうこの光の差し込み方で革新しました。絶対に間違っていない。枝ぶりをみても確信。勉強の成果が表れ始めることになったのです。けれども、ブルーべリーの収穫高は上がらず。。。
土じゃない。肥料でもない。剪定でもない。受粉でもない。
いったい答えはなんなのか。悩み続けるわけです。