お米をおいしくイタリアン。
父の米作りの跡を継ぎだした26歳の頃、水田の受託面積は、10ヘクタール規模。思いつくのはお米の直売。
そこはそれでいい。王道だから。
でも。。。
これが僕の胸の中。
そんな時に目に留まったのが、日本経済新聞のサンデイ日経のライスコロッケの記事。
呼んだ瞬間にこれやって思いました。
お米をお米で販売するより、コロッケに変えようって。思いついたら即行動の僕。試作の開発が始まりました。
料理の知識なし。あるのは雑誌のライスコロッケのレシピただ一つ。無謀な挑戦の始まりでした。
けれど、胸の高鳴りは最高潮。アドレナリンが出ていたな~
バイタリティーのある20代。料理の知識なんて何もないのに、よく作れたなって思います。ヒントになったのは
料理学校の先生の一言。味わいは、ブレンドだよって。神様からの一言ですね。そのアドバイスから味が格段に
向上。できましたライスコロッケ。
お米を美味しくイタリアンと題して看板の制作。もちろん、ハンドメイド。販売場所は、長浜市黒壁土田金物店前。
畳一条のスペースを借りて、土日限定のテナントによる対面販売を実施。とにかく嬉しかった。僕にとっての
初めての商売。資本金は、通帳にあった5万円。カセットコンロと天ぷら鍋と備品を買い出陣。
写真は、地域の高校の文化祭に出展した時の様子。1999年11月。28歳の頃。とにかく燃えた。
この商売に。