第25回全国中学校駅伝大会
12時15分 気温5度、冷たい風が吹き乱れる悪条件の中、第25回全国中学校駅伝大会の
号砲が鳴りました。総監督に拾ってもらって7年。夢を飛び越えた瞬間が遂に来た。
チームの仕上がりは、これ以上ないくらいの出来。満を持しての出陣。けれども、歯車がかみ合わない時って
いうのはこんなものなのでしょうね。結果32位。目標順位とはかけ離れる結果。選手は讃えなければなりませんが
僕の中では悔しすぎた。戦わせてもらえなかったことが。
でも、光った場面も数多くある。区間順位12位や15位を走れた選手もいるのです。タイムも59分の後半。
県大会よりも数十秒短縮。そこを見れば健闘なのです。悪天候の中、よく走ってくれたのです。
そう、悪天候。敗因は、寒波と言う魔物が潜んで対応ができなかった。そこに尽きます。
すべての環境が整った中での戦いなんてありえません。
だから、スタートラインに立つまでに少しでも優位な情報を得て事前の準備や悪条件に対してのイメージが
大切なのです。けれども、環境の要因が崩れた時、ルーチンで育った彼らには
ルーチンでしか対応できないもろさがあるのです。これは、中学生にとっては当たり前の話しです。まずは、
監督の言われたことが100%できることなのですが、全国で勝負をさせてもらうには、ルーチンに自分のスパイスが
かけられるかどうかが問われるのです。基本は基本として現場に応じた適応力や発想。そして、
逆境の中でも、生き抜くたくましさを持った人間じゃないと全国で勝負はさせてもらえない。
じゃあ、サポート業と言う制約のある立場で、どうやって彼らに伝えるか。これが僕の今後の課題です。
見えた景色はデカかった、けれども、戦えなくはないなと感じたのも事実。
来年もこの地で戦いを挑みたいと心に決めています。
最高のサポート業を目指して!