第67回滋賀県中学校駅伝競走大会
出場チームの予選会での結果、チーム状況から、おそらく上位は接戦。そう考え挑んだ今大会。
結果、1時間1分33秒・第9位。
想定外の結果。
選手達は、全力を尽くしました。もちろんスタッフみんなも。保護者の方も学校の先生方も。
誰がどうのこうのじゃない。けれども結果は素直に受け止め何が原因かを考えなくてはいけません。
一番の原因は、シナリオが崩れた場合の対応なのでしょう。
監督が描かれたシナリオは間違いないです。1年を通じての選手のデーター。
レース直近のデーター分析。チーム内も県下のライバル校も。僕もなんども積算しました。
昨年のDVDも今季の総体や記録会のDVDも。そこから考えて落ち着く順位は、5位以内の混戦。
けれども、シナリオはシナリオとして持ち、崩れる場合が多々ある。
想定外の場面もそこにはあるってことです。
選手もスタッフもそこのアジャストです。
一昔のように県体に出場できたからよかったみたいなチームじゃないのです。
大きな獲物を狙いに行くチームになった以上、状況に応じて投げかける言葉の質を
高めることが僕には特に求められると痛感しました。それも分かりやすくシンプルに。
そして、選手達には想定外のシナリオが訪れた時のルールの徹底。
予備プランです。試合が始まれば、監督やコーチが指示を出すことができないのです。
選手が現状を踏まえどうするか考える。切羽詰まった状況で平常心でなんて理想ですが
大人でもなかなかできないです。だから、シンプルな約束事が必要になるなって。
その訓練ができればと言うより、それが出来ない限りテッペンに登るなんておそらく難しいでしょう。
偶然はたまにありますが、連覇なんてとんでもない。
今回、勝たせてやれなかった。そこが僕の一番の反省。一からやり直しです。
3区、一旦いやな流れを止めて流れを呼び戻せた快走。そして、最終区エースの8人抜きの爆走。
上位9チームでの最終区の区間タイムは、僕達のチームエースがトップです。意地を見せてくれました。
来季、3年生だけで戦える戦力も残っています。良き伝統を築いてくれた今季の3年生の為にも明日から
来季にむけてスタートです。
まずは、僕自身の言葉のボキャブラリーを増やすことから。
近畿大会に出場できる5位以内。今回、5位チームとの差は20秒。一人あたま3秒。
そして、僕の投げかける言葉で2秒。後は、監督の更なる熱意と総監督の闘魂注入で
必ずチームは飛躍すると感じています。
来季も総力戦です。
追伸
早朝5時45分。会場へ出発の朝、昨年度の3年生が激励に来てくれたそうです。
監督や総監督が指導されている駅伝は、間違いじゃない。