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ヒレタゴボウ
圃場内に生えるやっかいな雑草ヒレタゴボウ。繁殖力が強い為か、ここ2年ほどで急に目立ち始め放置しておけば数年内には圃場全部を覆う勢いのある雑草なのです。6月下旬頃より圃場内で発芽が確認。ちょうど早生品種だと中干が終了して2週間ちょっと超えたくらい。もちろん、除草剤を散布しますが次から次へと出てきます。ドローンで一括処理したいのですが、これって言う剤が見つからず難題となっています。
今年は集中豪雨が何度もあってか除草剤が流れてしまった圃場があり、収穫前にスタッフみんなで圃場に入り密集で生えてしまったヒレタゴボウを抜き取り収穫に備えている所。背丈も短期間で稲穂を超えて来ます。そして、白い極太の根。これには驚き。けれどこの難敵を放置すれば来年は種がこぼれ大変なことになるので地道にヒレタゴボウを抜き取るしか今は策がありません。
来年は圃場の品種転換。チョイスした2つの剤の検証。そして、新しい剤の検証も進めたいです。とにかく、ドローンとの相性が一番合う剤がベスト。検証していく過程においてなんらかの道は見えてくるとは思うのですが、効果ある手法を見つけだしたいです。生産現場、デジタルや機械化が進み数段に効率は上がっています。けれども、天候との兼ね合いもあり歯車が狂うと人の手に頼らざるを得なくなります。その時にスタッフが気持ち一つになれるかが重要。そりゃ機械も使えないから誰しも面倒。僕もイヤだ。心の支えは、地域農業を守る使命感があるから。そして、綺麗な田園風景を創りたい思いがあるから。チーム吾一農園のみんなもそうだと思う。みんなの気持ちは一つなのです。