NEW!
溝切
琵琶湖湖辺の圃場は湿地帯に近い土壌があり、お米を作る上で苦労も多いです。
何が一番困ると言えば、農業機械が沈むのです。圃場がゆるいから。
圃場の底が膝上以上になってくるとかなり危険水準。そうならない為に作業工程の中で
工夫をあれこれしながらお米を作るのです。
その一つに冬場の溝切作業があります。
冬場はどうしても積雪があり圃場が乾きません。苦戦しそうな圃場は冬の段階で
排水処理をほどこし、表面に水が溜まることのないようにします。
夏場に使用する溝切機のるたんを登場させマーキングした圃場へ
乾いた圃場では、この時期に溝切機を使うことは難しいのですが、ゆるい圃場では
綺麗に溝が切れ、排水口へ表土に溜まる水が流れ落ちるのです。
この冬場の排水対策、するのとしないのでは圃場の状態が違ってきます。
すべての工程をロスすることなく、機械化体系を組むことが土地利用型農業の大原則。