ランドスケープ
連なる田んぼに苗を植えて米を栽培しながら田園風景を作るのも僕の仕事。
農地を形作ると考えるなら、ランドスケープって言う言葉も当てはまるのかな。
でも、調べると定義がたくさんあってどれが本当なのか分からない。
なんかいい言葉みつからないでしょうか。かっこいいの。
田んぼ仕事しながらの想いは、どこの田んぼよりも美しく。
そう、チーム吾一農園の合言葉。
春夏秋冬、どの季節をとってみても管理技術は一定レベルに達し、
想い描く田園の情景を創り出せています。みんなの力でね。
ひと昔前、20数年前は、田畑を各農家が耕作し個々の頑張りで
綺麗な田園風景が作られていました。けれども、現在は、時代の流れの中で
僕のような会社組織で田んぼを耕作する法人が出来て、メガファーム化が
進んでいます。
各農家が点在し地域の田畑の情景を作っていた時代と違い、僕が美しさにこだわらず
管理作業をサボってしまえば、田畑に雑草は生え、農道や用水路もガタガタに。
生態系のバランスも乱れます。
僕一人の怠慢によって地域の景観が崩れてはいけませんよね。
だから管理作業はサボらない。
その想いはこれからも変わることはないのですが、この想いをアップデート
する手法をこの何日間、考え続けています。
思い浮かんだことは、
任されたエリアの田畑に密接する自治区の祭りや神社にお寺さん
その辺りの歴史を深堀りすると今まで見えてなかった
ものがもっと見えるかなとも思ったり。
それから、
30数年前に行われた農村の大事業だった田畑の基盤整備事業。
ここに焦点を当てて資料を読み取って行っても
面白いかなとか。
要は歴史からその土地に関わる人々の想いを深く考察する。
なんか思い浮かんだことがそれ。
僕が興味のある分野でなければ続かないし、飽きるし、企画倒れも
なんだかいやなもの。だから、続けられるもので勉強することに。
楽しみながらね。