ブルーベリー狩り 関西方面から車で約1時間圏内 吾一農園です

今日の籾摺りで８月１６日から始まった稲刈りシーズが終了。ER698から見る金色の世界はやっぱり格別。最終日の天候の良さは今年一番じゃなかったでしょうか。気分最高によかったです。また、来年もチーム吾一農園でこの田園の情景を創りあげようと思っています。どこの田んぼよりも美しく。僕達の共通認識。

コンバインを乗りながら最終日に思い浮かんだことは、僕的に気持ちの余裕が少し出て来たことが大きな収穫かなと思いました。そこには、チームスタッフ３名の成長からなる連携のお陰ですね。僕が動かなくてもチームで動けるようになった。チームで動けると仕事率がまったく違う。みんなが疲れない。好循環なのです。僕は自分の仕事に徹する時間が増えました。そこが更に大収穫ですね。

やっている業務は家族主体でやっていた頃と変わりはないのですが、仕事の質がアルバイトと完全雇用は別物。雇用人数が１人と２人は違うし、現状の３人になると、また違う。そう言ったことを感じ取れた稲刈シーズン最終日でした。やっと組織ができました。大学時代にフットボール部を作って死ぬほど燃えてた頃と同じものを持てるようになりました。振り返ると、２３歳の秋季リーグ戦、ちょうどこの季節。満を持して臨んだリーグ戦はまさかの敗退。みんなで横スタに行けなかった。今、思うと勝ちにこだわり過ぎたなって。空回り、自滅。そんな言葉が当てはまります。

あの時、もっと冷静な判断能力を僕が持ってさえすれば、チームのポテンシャルからしても結果は変わっていたと思います。勝つぞ俺についてこいだけでは勝てません。あれから２０数年、５０歳にして熱さだけでなく、冷静に状況を判断できる能力が随分と高くなって来ました。戦術も予備プランを持ちながら構築でき、吾一流の兵法たるものが行く通りもできました。

勝たなくていいんです。負けなければ。

今年の米作りは正に、この言葉を表現できた年になりました。