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ブルーベリーの剪定講習会
ブルーベリー園を造成して３年以上経過した生徒さんに来園して頂き剪定講習会を開催。
僕の剪定講習会の特色の一つとして、１回きりの剪定講習会ではないって言うことが大きな
ポイント。それは、剪定技術は積み上げて行くものと認識しているからです。
だから、何度でも来てもらうのです。そして、ブルーベリー栽培においてこの剪定技術の向上
こそが良質なブルーベリーを栽培する為に必要と感じているからです。
一度だけ教わってもそりゃ分かりません。僕で１０年、樹と向き合って謎が解けたからです。
で、
今日のお題は、ローテイションと間引き。昨年、打診的には伝えた内容なのですが、今回は更に
１歩だけ進んで体で技術を感じ取ってもらえればと思い指導しました。間引きは非常に難しいです。
僕でも安易にしてしまうとアララってな姿に樹形がなってしまいます。
アララって姿にならない為にもコツが必要なのです。ちょっと観るポイントを考えるだけでアララが
上手く間引けます。
ポイントは、打診すること。分かっていても、この打診が大切。
そして、ラビットアイとハイブッシュでは樹形が違います。
そうなると間引きも必然と違って来ます。
これがまた、奥が深い。けれども、基本は先端の術。
枝の先端を観る。先端を観て切れるかどうかが問われます。だから、講座の
はじめは、基本動作の先端の術から反復練習なのです。
３人の生徒さん、先端の術は理解OKですね。よく鍛錬されています。
農園のブルーベリーはちょうど植え付け３年経過したあたりですね。この先端の術を使い
樹形を形成して行って下さい。ポイントは先端から見て細部をカットしてやって下さい。
この細部をそのままにしておくと数年後に樹形を乱す原因になります。
植え付け３年で天に向かう主軸を作って下さい。奥義、天空返し。
天空返しを多用すれば引き締まった樹形へと変わって行きます。
だらだら横に伸ばさない、縦にも伸ばさない。この通りと決めればそこなのです。
この高さと決めればそこなのです。観るポイントが来た時に主観でルールを変更するから
樹形が揃わないのです。こうだって決めたらこうなのです。
栽培５年ほどすれば、高度な技術も併用しながらブルーベリーの剪定をやって行って下さい。
ここからが面白い。僕もちょうど５年目あたりから進化をしました。それは何故って言えば
仕事率を上げないと行けなかったからです。
ブルーベリーを栽培し始めた２０００年当初、雪が舞う１２月下旬、一人寂しく剪定作業。
何処切るのか分からん。ペース上がらへん。手もかじかんで寒すぎ。
そりゃ気持ちも滅入ります。そんな想い出もあります。
けれども、今はタートルズのみんながいてくれます。技術を議論できる仲間ですよね。
それが僕にとっての大きな財産になりました。栽培をやればやるほど、いろんな局面で
課題もでます。一人では途方にくれることでも、仲間が入れば背中を押してくれる。助けてくれる。
いいチームが出きたと感じています。
来期、みんなで前へ！
