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ブルーベリーの剪定 間引きの術
昨年のちょうど今頃から、しんちゃんとのりちゃんにブルーベリーの剪定を教え始めました。
先端を観る。一貫してその教え。先端の術の指導。それに連動し、切り返しの術に高さと通りの術。
時間はかかるが、枝を一本一本丁寧に法則どうりに切ること。そう言い続けました。
樹齢１５年、樹形も大きくなり主軸は太くシュートも勢いよく出ています。
１本を仕上げるのに、簡単な樹で１５分。ちょっと難題にぶち当たると２０分かかってしまいます。
１日あたりの本数がこなせないのは初めから分かっていました。
何故か、当初の僕がそうでしたから。
僕も１日あたりの生産性を上げることに悩みました。大きな壁でした。雑にやれば早くできます。
雑に剪定をやっても次年度はブルーベリーはできます。けれども、雑に剪定をした樹の枝は翌々年、
極太の枝がでないのです。それは検証して分かっているので先端の術を使い丁寧にやるしか
ありません。けれども、当然ながら１日当たりの本数がこなせない。
そこで出した答えが雑じゃなく「大胆×丁寧」
これを組み合わせてブルーベリーの剪定を行なおうと発想を転換させました。
大胆＝間引きです。
昨日、のりちゃんの仕上げた剪定後の樹形を見ました。僕が剪定した樹とそっくりに
剪定ができていました。先端、切り返し、高さと通りをの技を上手く組み合わせているからこそ
上手く剪定ができたのです。随分と分かってきたなと成長を感じました。
仕上げられた剪定の本数はと問うと、１時間３本のペースから変わりませんとの返答でした。
１本仕上げるのに１５分から２０分かかっているのです。けれども、
樹形から観るポイントは分かったと判断。後は生産性を上げる為にも間引きの術を教えようと決断。
間引きは、ノコギリを使います。樹を観て枝を観るの樹の部分がノコギリなのです。
のりちゃんが、１５分から２０分かかる樹を探し、僕が実演。左手首にはめた僕の愛用の
プロトレックで計測。剪定に要した時間は６分３０秒。それで完結。
イリュージョンとのりちゃん絶賛！
剪定のペースアップを図る為にこれからしばらくは間引きの術の特訓が始まります。
のりちゃんへ、
これから間引きの術を習得して剪定の魔術師と呼ばれるようになって下さいね（笑）
