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種籾の催芽
米農家の4月から5月にかけては慌ただしい毎日になります。特に育苗が。それも失敗なしに。
温湯消毒をして浸種をし、そして、加温。その一連の流れで種籾から芽を出し催芽完了。
そして、播種。それから、また、加温し苗箱の土の表面から1センチほど芽を出して
育苗ハウスで管理をします。
この工程を5回。毎年、同じことの繰り返しなのですが油断は禁物なのです。
植付日から逆算で全行程を計画するので失敗すれば田植えが出来なくなります。
苗が育つまでには25日必要ですから。
温度と水。キメ細かくチェック。この精度がすべてを決めます。
そして、機械装置が予定どうり動くかどうか。なんでもスイッチ一つですが、前もってのセッティングが
大事なのです。セット1ミリの違いでグラムや枚数が変わりますから納得いくセッティングが大切です。
1回目の播種も終了し、苗箱に播いた種は、現在、加温室で蒸気の中で心地よく苗出しの日を
待ってくれています。