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Rice center
僕がやりたいことの一つ。稲穂が垂れる金色の世界を創り上げること。
田園をアートにすること。そう、一枚の絵ハガキのような田園風景。
任された見渡す限りの田んぼで僕の世界を表現したい。
結局、それが達成できれば地域の農地を守り抜くことに繋がると感じた４０代半ば。
考えた、一人じゃできない。家族だけでも駄目だ。仲間が必要。
それも想いを共有できる仲間が。想いはトップダウンじゃなければブレル。
雇用し育てる過程の中で僕を観てもらうしかないなとも思った。
３年前から正社員の雇用開始。僕が甘かったのは、以前のようにアルバイトを雇う感覚だったこと。
労務関連の法律をまったく理解してなかった。社員とアルバイトは全く違うってこと。
社員を育てて行く中で勉強になった。今でも勉強。
雇用すれば仕事の負担は軽減されます。でも、社員の給料は発生。毎月必ず。それを穴埋めするには
商いを大きくするしかありません。世の中、働き方改革。年間休日１２０日＋有給がスタンダード。
商いを大きくするのはいいが、僕と社員一人じゃ世間の休日を取ってもらうには業務が不可能。
便利なアルバイトもいない。業務を回すには、もう一人社員が必要。求人開始。
けれでも、個人経営では人は来てくれない。それを痛感したのが２年前の夏。
だから、法人を設立。吾一農園株式会社として社会保険・雇用保険に加入。
会社負担の保険料は毎月、胃が痛い思い。
けれども、経営者はみんな乗り越えているんだから僕も乗り越えよう。
そんな思いの中で法人として求人を開始し、仲間が集まって来たのが１年前。
僕のやりたことと、経営の収支バランス売上と借入れを見ながら経営を少しずつ前進。
コツコツやれば神様は微笑んでくれるものです。ここぞって言う時が来たのです。
だから、長年温めてたRice centerの建設に踏み切ったのです。
規模に見合うRice centerが必要になったのです。
もう、いままでの設備では仕事ができなくなってしまったと言うことです。
造成と基礎工事が始まったのが春。
生コンを打ってもらっている時、伊吹山の山頂には、まだ、雪です。
桜の咲く頃、４月１５日、一粒万倍日。無事に工事が進みますようにと日柄を選んで建設開始。
生涯、忘れられない光景。うれしかったな～
見ているうちに、どんどん鉄骨が組みあがった行きます。
高さ７メートルのタワー。導入する設備がすっぽり入る高さです。
2020年、６月２４日現在、鉄骨も組みあがり図面どうりRice centerはできあがりました。７月からいよいよ乾燥施設の移動が始まり
８月の収穫が始まりRice centerの稼働開始。
僕の想いを達成する為に、みんなに助けてもらいました。感謝の気持ちは絶対忘れないこと。まずは、それが一番大事なことだと思っています。
