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ブルーベリーの剪定
ブルーベリー畑では、1日中、ぱっちんぱっちんと剪定バサミの音が響いています。空気が冷たいせいもあってか、畑一面が澄み切って、この剪定バサミの音が響き渡ります。テンポのいい枝を切る音。心地がいいです。
まだ、落葉していないハイブッシュブルーベリー。込み入った枝に葉がついていると、どの枝を切ればいいのか迷ってしまいますが、みんな良く成長してくれました。カットした枝を見れば伝えたことを表現してくれているのが分かります。ブルーベリーの剪定は、枝を一本一本見ていかなくてならないので手間がかかります。けれども、剪定の法則さえ学べば剪定もスムーズに進みます。
高さ、通り、仕立て本数に予備枝。樹の全体を見回し、すべてを見極めハサミを入れます。僕の奥儀、天空返し。そして、ローテエイション。技を使いながら樹形を整えて行きます。100本であろが、500本であろうが、すべて同じ樹形に整えるのがプロなのです。自分でやろうがスタッフに任せようが、同じ樹形になっていないとプロ集団ではありません。そこには法則と奥儀の伝授が必要なのです。ポイントは、いかに伝えるか。そこは師範の力量が問われます。
伝える技を磨くこと。僕の最重要項目の一つ。僕のスキルアップなくして人は育ちません。
みんな上手くなったぞ。
ブルーベリーの剪定は、年月じゃありません。剪定論を学び、理論に沿ってどれだけ切ったか。ただそれだけです。
そして、日々の観測。
この枝を切ることによって夏には、こうなっているとイメージが浮かばないと行けません。その為には、日々、観ることなのです。もっと言えば、いいものを観ること。気合の入ったほんまもんを。