吾一農園は、水稲55ha超とブルーベリー約500本を、わずか5名の精鋭チームで生産管理しています。キャプテンである私は現場で作業しながらマネジメントを行うプレイングマネージャー。機械設備と労力のバランスが良く、作業適期を逃さない体制を維持しています。私たちの目標は、大面積でも収穫量と品質の両方で地域平均以上を保つこと。寒波や長雨、猛暑など近年の厳しい気象条件にも負けず、「量も質も落とさない」という信念で農業に向き合っています。
大面積を管理するうえで欠かせないのが畦畔や法面の草刈り。省力化はしても、省略はしないのが吾一農園の方針です。Excelで作成したオリジナル管理シートをスマホで共有し、作業進捗をリアルタイムで把握。重複作業を防ぎ、モチベーションを維持します。さらにクボタKsatと連動させ、圃場地図と進捗を同時に確認することで、その日のうちに翌日の作業計画を立てられる環境を整えています。
生育ステージを見極め、必要な時に必要な作業を行うことが高品質生産の鍵。幼穂形成期には葉色や生育状況を観察し、施肥設計に沿って追肥を実施します。 農薬も使用時期と回数を守れば作物を守るための「善」。成分と効果を理解し、ドローンT-10で効率的に散布します。外来雑草ヒレタゴボウのような強敵にも、圃場に入って手で抜くという地道な作業で対応し、黄金色の収穫を実現します。