ブルーベリー栽培学校

Blueberry School

栽培技術

「ブルーベリーの土壌づくり」

ブルーベリーの土
ブルーベリーが健全に育つ要因の一つに土を酸性にするとあります。しかし、解釈を間違えてしまうと大きな穴に落ちてしまいます。僕の農園は滋賀は琵琶湖の湖岸近くの重粘土質層からなる田んぼを土壌改良しブルーベリーを栽培しました。悪条件でしたが定植後、20数年経過していますが元気に育ってくれています。と言うことは、ブルーベリー栽培に合う土つくりは間違えではなかったと言うことです。この授業では、僕がどのようにブルーベリーに合う土を勉強し実際に畑の土を作って行ったかを準をおって伝えたいです。

ブルーベリーの資材一番やってはいけないことは、ただ単純に畑に植穴を掘ってピートモスを入れ育てること。確かにピートモスは酸性資材ですが家庭菜園での数本レベルの栽培だと育つんでしょね。しかしながら、営利栽培となると植穴にピートモス入れただけで数100本以上のブルーベリーは育ちません。何故か。数百本以上植える広い畑では数十メートル単位で四方八方において土壌環境が変わっているからです。
ブルーベリー資材
そして、ブルーベリーの特徴の授業でお伝えした、ブルーベリーは高アンモニアを好み、ひげ根、浅根である。短い文章ですが、この文章の意味していることが化学式を使って紐解けるかどうか。この化学式が分かって何故、ブルーベリーは酸性土壌を好むのかが分かります。そうじゃないと応用が効かないのです。ブルーベリーは酸性土壌が大好き。これを学ぶとただの暗記。
ブルーベリーの土資材
写真でも分かるように田んぼの転換畑でブルーベリー栽培を開始しました。そもそも、土壌は何で出来上がっているかを物理的に見ると、固体、液体、空気の3要素が構成されています。僕がブルーベリーを栽培した転換畑は固体要素から考えると粘質に偏っている為に粘質を改善しなくては行けませんでした。費用対効果を見定め4種類の資材をブレンドし土壌を改良しました。
ブルーベリーの土
土壌改良後、5月に定植。その年の秋に撮影したブルーベリー畑の土。投入した4種類の資材に畑の土がブレンドされ粘質土壌が改善されブルーベリーの特徴に合う土壌を作り上げました。資材投入の効果で固体、液体、気体のバランスがよくなりイメージどうりの仕上がりを確認できた定植4ケ月後の畑の土。ふかふか感が写真でも分かって頂けると思います。しかし、いくら現状でふかふかした土を作り上げても微生物の働きにより土壌内の有機質は分解が始まりやがてこのふかふか感はなくなってしまいます。重要なのは、この状態を継続させていかなくてはなりません。その手法を授業では重点において伝えたいです。

このふかふか感からなるブルーベリーに的した土壌は、○○○○○○された酸性土壌と言うことになります。一般の教科書には、○○○○○○の部分が省かれていますね。そして、先ほど伝えた何故、酸性土壌にしなくてはいけないかってことも。それは何故か、僕が思うに説明がややこしいからなんでしょうね。たぶん。
ブルーベリー苗
2006年の秋。この春に植えた第3農園のハイブッシュブルーベリー。ブルーベリーの特徴を体で理解し、ストレスなく育てあげる為にはどのような土が必要なのかを考えた土で育てたブルーベリーの苗木です。夏越しも上手く行きました。そして、この葉色。艶やかな健康体そのものの葉の色を見て、土壌の養分や水分をブルーベリーの苗木が欲しいと思う時に吸え、必要ない時には吸わない土壌環境か作れているのだと確信が持てました。