恵太や藤井が3月に卒業。寂しくなったなって思っていたら、4月に可愛い1年生、韓ちゃんが入部。これって思ったらそこに突き進む、真っすぐな性格。監督のメニューに忠実に従い練習は手を抜かない。サボらない。正に、頑張り屋さんですよ。
入部時は1500M、5分15秒。3年次の夏には4分21秒。相当に強くなりました。春季総体は9分31秒で優勝。夏季総体は9分27秒。惜しくも1秒差で2位(近畿大会出場)3年次の3000Mシーズンベストは9分19秒(陸協記録会 11月26日)このレースは速かった。ラップの落ち込みがなかったのを覚えている。

駅伝はと言えば、2年生から頭角を現し主要区を任された。3年次は、もちろんチームのエース。近畿大会出場のチーム目標を掲げることになる。韓ちゃんが3年生・2016年の駅伝チームともなるとチーム内の意識が数年前とは別次元。練習メニューの設定タイムも1段上。練習に行ってもチーム内のレベルが高いから楽しくて楽しくて。
この年は、狙えるって感じたから僕のテンションも最高潮に達していた。僕以上に選手達もそうだったでしょう。写真は県駅伝前の駅伝コースの試走。この日の1000×3の内容は過去一番っていいくらい僕はシビレタ。みんな強くなった。その一言。

2016年・11月18日。第67回滋賀県中学校駅伝競走大会。天候晴れ。気温16度。結果を言ってしまうと、順位は9位。近年にない好成績を残してくれた駅伝チームでしたが、近畿大会に行くものだと思っていたから、なんでやねんの心境。悔しくてなんとも言えない心境。
冷静になり僕なりに考察した。一言で言うと気合の空回りなんでしょう。僕も含めて。絶体に勝つんだ!だけでは勝負事は勝てないよね。もらった襷が何位であろうと監督が示されたラップを平常心を持って淡々と刻むことなんだよね。
チームのエース韓ちゃん。最終区を任される。区間2位の好タイムで8人抜きを演じてくれた。トラックに戻ってから第3・第4コーナーで2人抜き。闘志あふれるこれがエースって言う走りだった。感動したよ。そして、話は振り出しに戻るが11月26日の陸協記録会。県駅伝終わって1週間後、普通なら気持ちがキレていくら記録会って言っても出れないよ。けれど、韓ちゃん出るんだから。相当な悔しさが胸にあったんだろうね。僕も彼の気持ちに応えて応援に行った。シーズンベストで着地するんだから気持ちが強いぜ!歴代エース。気持ちの部分では歴代NO.1だ。
卒業後、高校でも陸上を続けてくれて、都大路を走ってくれている。教師になるって言っていたから、学校の先生になって陸上を指導しているのかな。もしくは、2年次、職場体験に来てくれた時に中学生には難しかったかも知れないけれど、企業理念の話しをしてあげて発表会で上手くまとめていたから、起業目指して頑張っているかな。いずれにせよ、あの気持ち持っているから世の中で役に立っていることは間違いない。また、どこかで会えること願っているよ韓ちゃん。
