吾一ブログ

Goichi Blog

出稲始期
田んぼ

水稲防除体系

写真は8月30日に出稲始期を迎えた晩成品種の「にこまる」。ここ近年のカメムシによる食害は品質低下を招き等級もかんばしくなくパリットしない。僕の気持ちの中にもモヤモヤ感が漂い、この気持ちを払拭したい思いがずっと続いていた。

そこで、今期は防除体系の見直しを計った。以前だど穂が出揃ってしばらくしてから防除を開始していたのですが、それでは遅いよ吾一さんって支店長に指摘された。じゃあどこのタイミングなのですかと質問すると出穂始期だと。そう、穂が出た瞬間だと言われたのです。

要するに穂が出る前に圃場の中にカメムシは生息しているし、草刈りをしてもカメムシはいる訳で出穂前のカメムシをまず叩くことだと教えを頂いたのです。まずは出穂始期を起点に1回目の防除を実行するのです。

にこまる出稲

2回目は天候でも前後しますが10日後。稲穂が空に向かって立っている時。この1回目、2回目の防除で軟らしい稲穂をカメムシから守ることが必須。さらに10日後、3回目。もうこの頃には稲穂も固くなりカメムシも食害を起せない。けれども、遅れ出た稲穂を守ることを考えると3回目も重要。あなどっては行けません。

1品種につき3回防除は相当な負担ですがカメムシの食害に勝つには信念を持って立ち向かうしかないのです。気持ちやね。痛い目に合って来た僕には、こんちくしょの気持ちしかないです。それから、剤は変え成分が重複していなことを防除体系の中では特に考えなくてはなりません。

T70-P

カメムシ防除は160haのフライト計画を立てた。1品種3回が目標だ。晩成品種は、あと2回散布が残っている。7月から連日のフライトが続くが、本機T-70pは故障なく確実に仕事をしてくれる。

散布幅は約7M。自動航行にマルチフライトを組み合わせ、人員は2名と軽トラ2台も条件付です。連反圃場のエリア10haなら90分あまりで防除完了。速く、精度も高い。そして、綿密なフライト計画を立てコース設定をすれば安全を担保できる。

来季は、除草剤の粒状散布をワンオペでフライトできる環境を整えたいと構想を練っている所。

イネカメムシ

写真は僕を悩まし続けるイネカメムシ。晩成品種「にこまる」の防除の翌日。圃場の様子を見に行った。葉にイネカメ発見。捕殺しに近づいても逃げない。なんでやろって良く見たら死んでいた。前日の防除効果が出ていました。

出穂始期を起点に圃場内に生息するカメムシの密度を1回目の防除でまずは下げる。密度を減らした上で出穂期を迎え更にそこで再度2回目の防除でカメムシを叩く。後手に回らないことが重要ポイント。

現状、指導を仰いだ防除体系は現場を見て間違いないと確信が持てた。早生であるが籾摺後の玄米の品質は前年より色下米が減っていいるからここからもアップデートした防除体系の効果が表れている。

出稲期 にこまる

出穂期を迎え登熟が進む「にこまる」。1回目の防除は、圃場を見る限り成功でしょう。次回は9月9日前後。水稲のカメムシ防除は、出穂始期が起点。環境の要因がガラリと変わらない限り、この考えで間違いはないと現状は確信が持てています。

けれども、晩成品種は早生の刈取後に圃場に生息していたカメムシが晩成種の登熟している稲穂をめがけて飛来してきます。品質を求めるなら3回目が非常に大事になりますね。もしくは、状況に合わせて4回目もありかなと予定は立てています。

環境の変化によってカメムシの害が数年前と比べものにならないくらい増えたことを受け止め現場に合わせた防除体系を組むことが必須ですね。もちろん防除回数も増えます。その時に防除が面倒だと思わない設備を整えておくことが必要です。そう思うと緊急出動できるT-70Pしか現状に対応できる設備はないですね。

簡単に言ってしまうと、現場にドローンを運び、ルート設定されたプロポの画面を指でスライドするだけですから、気持ちがしんどくならない。晩成品種の刈取りは10月10日過ぎを予定。今期の防除体系と畦畔管理の総決算を感じられる時。どうなるだろう。1ケ月後、胸が高鳴る時を迎えます。