吾一ブログ

Goichi Blog

籾摺
田んぼ

籾摺

3年前からカメムシの害に悩まされ、被害を最小限に抑える為の栽培手法を模索しながら米作りを進めて来ました。まず土台となるのはカメムシの住家を作らせない為に徹底した畦畔の草刈りを実行すること。そして、出穂始期を起点に防除体系も組み直した。更には遠心噴霧器搭載のT-70Pを新たに導入し、防除の精度を上げて収穫時期を迎えた。

カメムシの被害を防げたかは籾摺りをして玄米を見てみないと分からない。そして、検査を受け最高ランクの等級が得られるかどうかだ。カメムシの害は玄米を白カルトンに乗せ見てみると良く分かる。

うん。明らかに昨年とは違う。いい出来だ。

もちろん、色選もかけているが被害粒・色下米の出る量が昨年とはあきらかに少ない。アップデートされた畦畔除草に防除は効果ありの結果。やったぜ!

6インチ籾摺機

今期は玄米製造ラインも一新している。6インチの籾摺機を導入。処理能力とクルー達の疲労軽減が目的。単純作業の籾摺だか時間が掛かるのが難点。疲労が徐々に効いて来る。以前の5インチの籾摺機だと1トンの玄米を仕上げるのに50分かかっていたが、今では30分。速いの一言。仕上がりを待つ時間が短くなった。その時間短縮だけでも気持ちが楽になる。

そして、6インチは底力があるね。詰まらない。5インチだと大粒品種を摺ると何故か不具合が出た。揺動板や2番。そして、赤の負荷ランプ。コンバインを運転していると朝一番、クルーから電話がかかる。吾一さん、籾摺機が詰まりました。。。トンボ返りで圃場からライスセンターへ。このロスが痛かったが今期はまだ1度もない。詰まらないからクルーにも僕にもストレスがないのです。ありがたや~ありがたや~。

籾摺機揺動板

6インチの籾摺機の揺動板。左斜めに傾いている板が何層もありそこに籾ガラを剥かれた玄米が流れて来ます。揺動板の中身を簡単に説明すると、左斜め下に再度処理される玄米が流れ、右斜め上の玄米は製品となり排出され計量機に向かいます。中間はと言えば、再度揺動板に流れ振るわれる仕組みになっています。

設定数値を変えることなく綺麗に揺動板に玄米が流れる6インチ。安定感は抜群ですね。余力ある力の中で籾が摺られるってこう言うことだと体感できた今期。

乾燥機も65石を2台一新しました。1日あたり6条刈りで16反は余裕の中で刈り取りが進められます。65石2台。満タン手前で刈り取りは終了し、明日に備えるコンバインのメンテが始まります。コンバインのメンテを考えると1日あたり16反の稲刈りがちょうどいいね。

それに連動し籾摺はフレコン7本から8本が仕上がります。時間にして5時間あまり。そして、玄米製造ラインもメンテを行い明日に備えます。これを5品種。8月16日から10月20日過ぎまで続きます。これが稲刈りシーズン。もちろん、休日もあっての話です。

さて、最後は収穫高の計算。そして、結果からの考察がやっぱり大事。1日あたりの刈取面積から収穫高を出し、中米、ユリゴ、色下の量を見ます。そして、前年との比較。黒と白のカルトンに仕上げられた玄米の質を見ながら、収量が書き込まれた黒板を眺めると季節ごとの圃場の情景が浮かんで来ます。そこから、現物の何故を解くのです。

嬉しい話。昨日だったかコンバイン運転中に電話がかかり吾一さん検査が1等だったよって連絡がもらえた。整粒も80%との報告。久しぶりに嬉しかったな。この電話。

気候変動で今まで経験したことのない害を受けやすくなるのが農作物の生産。僕もカメムシの害に悩まされ続けた3年間でしたが、ちょっと明るい光が差し込んで来ました。今期は確かな手応えがある。まだ、晩成種は稲穂が出始めた頃。早生品種の稲刈と平行して畦畔除草と防除は続きます。

ここまできたら気持ちやね。気持ちを振るい立たせやるしかないよ。チームで等級1等を狙いに行く。